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考える
JAXAの名誉教授的川泰宣先生の話を聞く機会がありました。的川先生は小さい頃から常に「考えて」いたそうです。青い海の水をバケツに汲むと透明になる。なぜだろう?水が多いからなのか?仮説を立て、実験することを考えます。白い板を海に沈めるとどのくらいで青くなるのだろう?お兄ちゃんにお願いして海に手こぎ船を出して白い板を沈めてもらい、納得します。小学校低学年の話です。宇宙に興味を持ったのも夜の星は天井に張り付いているのではなく、奥行きがあること、考えられないほどの距離で輝いている光が今届いていることに感激して入り込んだそうです。的川先生は「小さい頃に勉強ばかりしている子は伸びにくい。現実の仕事になると問題集の問題は出ない。小さい頃に遊んでいる子が育つ。分からないことだらけだから」「幼児期は小学校の準備をする時期ではなく、センスを磨く時期である。子ども自身は気づかないため、大人がチャンスを与えなければ」ともおっしゃっていました。考える楽しさ、できないからこそできる喜びをたくさん体験させると勉強って楽しいと思えるかもしれないですね。社会に出たら答えのないものを「考える」ことがたくさんです!