指示待ち症候群

「指示待ち症候群」ってお聞きになられたことはあると思います。自分から動こうとしないというあまりいいイメージではありません。ただし、その人が本当に悪いのかというとそうではないようです。周りの人が指示を出しすぎて、その指示がないと動けない、自分で考えるということの経験がないことも原因の一つだそうです。私達大人は「あれしなさい、これしなさい」と指示を出しすぎていませんか?私は職員から「これはどうしたらいいですか?」と質問が来たら「先生自身はどう思うの?」聞き返しています。そうすると自分なりの結論をもって質問してくるように少しずつ変わっています。考え方や答えを伝えることは大切ですが、自分で考えるという時間も必要です。難しいことはヒントをあげたり、二択などの選択制にしてあげてもいいと思っています。うちの子は指示されるまで動かない、会社では部下の動きが悪いといったことは結構自分に原因があるかもしれません。「生きる力」を育むためには自分で考え、悩み、自分なりの結論を出す経験をしておくことも必要です。「失敗は成功のもと」自分で出した結論が間違ったり失敗したりしても「自分で結論を出した」ことは認めてあげてほしいです。

12月の園見学について

うた・合奏発表会ありがとうございました

あいさつ

今年もあいさつ、返事に力を入れています。1学期の反省の中に「あいさつについてどうだったか」という項目がありました。教師や友達、朝の会でのあいさつは指導が例年よりも行き届いているようです。しかし、来園者(初めて会うお客様)に対しての自分からの挨拶はまだまだのようです。私は毎学期の約束の中に挨拶と見知らぬ人についていかないことをセットにして話をしています。誰にでも挨拶をしましょう。でも誰にでもついて行ってはいけませんということです。それでは、あいさつはなぜするのでしょう?これは私の持論ですが、まず、初対面の方とのコミュニケーションのスタートです。そして第一印象としても相手に残ります。日本人は握手よりもあいさつや会釈を交わして、話がスタートします。挨拶はその人を知り、仲良くなる一番大事な行為なのです。これは社会に出てから必要なことかもしれません。まだ先のこと・・・と考えずに、幼児期から挨拶をする習慣があると、学校に行き始めてから、そして、社会に出てから困ることはないでしょう。光が丘幼稚園では、職員に対して必ず立ち止まって、相手の目を見て、礼をして、また相手の目を見るようにと徹底しています。忙しいから、用事があるからは理由になりません。挨拶はとても大事なものととらえています。今は職員が立ち止まって・・・となっていますが、職員がいい見本となり、子ども達、そして保護者の皆様が立ち止まって挨拶を交わせるようになることを夢見ています。