東京都大田区のパール幼稚園さんを見学させていただいた時に年長担任の原先生が子ども達に声をかける時に「その気にさせる」ことを大事にしているとおっしゃっていました。原先生は朝の会の出席点呼の時に1人ひとり違う言葉かけをしていました。褒めたり、注意すべきことを嫌味なく伝えたり、保育の流れとは関係ない言葉かけがとっても素敵でした。パール幼稚園の先生方は否定的な声掛けが非常に少なかったです。「やる気にさせる」とはちょっと違う「その気にさせる」でした。原先生は「担任の言い方ですべてが決まる」ともおっしゃっていました。なるほど!感心いたしました。子どもがいうことを聞かないというよりもどの言い方をすれば子ども達が分かってくれるのかを考えているのだなと感じました。
初代理事長が全員並んでいる時に1人園庭の端っこで夢中で砂遊びをしていてなかなか並ばない子に「どうしてそんなに頑張っているの?」と声をかけると、みんなの列に入って気をつけをしたということを聞いたことがあります。全く頑張っていない子に「頑張ってるね」という声掛けもその気にさせていますね。その子は今立派な大学生になっています!
自己肯定感にもつながるその気にさせる。保育の実践で生かしていきたいです!