今日何した?

私もすぐに聞いてしまいます。他の園長先生との話の中で、この言葉は必要ないと聞きました。子ども達は楽しかったこと、話したいことは自分から言ってくるそうです。もし、聞きたくても「お母さん、今日玄関のお掃除したんだよ」「お仕事でこんなことがあった」等、話をすると、「へぇ~そうなんだ。私はねぇ~」と子どもも自然と話しかけてくるようになるそうです。それを待つことが大事だとおっしゃっていました。聞いたら答えてくれる子よりも、自分からどんどん話をする子に育ってほしいですよね!?しかし、なかなか幼稚園での出来事を話してくれない子もいます。そこは担任の先生に聞いてください。「こんなことがあったのだね。魔法のメガネで見ていたよ」と一部だけ話すと思い出したように話し始めるかもしれません。時々魔法のメガネの情報も話に入れながら・・・。また、自分から話すことに自分に分が悪いことはありません。これは当たり前です。心により添ってあげる聞き方をや、子どもが話し始めるような相づち(YESかNOで答えられる質問をやめる)をしてあげると事実だけでなく、心の奥の方の声が聴けるかもしれません。今日何したのかとっても知りたいですが、私も封印して聞き方を工夫します!

どうして〇〇するの?

何をほめるか

子ども達が大人になるころには

お配りした「ようちえん通信」に記載がありましたように、現在の幼稚園児が成人した時には50%が現在存在しない職業に就くのではないかと言われています。確かに私が幼稚園の時にはなかったように思える仕事(パッと思い浮かぶだけでもパソコン、インターネット)が多いような気がします。学校で先生から教えてもらったことを正確に理解できたかどうかの評価ではなく、創造性、コミュニケーション、考動(考えて動くこと)、加減、問題解決能力等様々な力を得ていくことが必要です。国語や算数等の基礎学力は大事です。しかし、お勉強だけになるといけないのです。最近の大企業は受験勉強だけしてきた高学歴の学生は採用しないと聞いたことがあります。そう考えると幼児期の経験も大きな影響を与えるのではないでしょうか。やっぱり遊びの中で育つもの、経験することが大切です。大人が仕掛けた遊びだけでもダメです。子どものしたいように遊び、大人が見守るということが、一番子どもが育つのではないかと思います。前月お伝えした「集中」ではなく、「夢中」になって遊ぶ時が最高の育ちです。もしかしたら20年後には「テストの点数が取れる子」は存在せず、テストの内容も変わっているかもしれません。