先日JRの駅で電車の模型の大きな展示がありました。これ以上入れないというポールをくぐって3・4歳くらいの子が入りました。近くにいた親の声掛けは「入ったら怒られるよ」でした。この声掛けはどうでしょう?私は疑問に思います。怒られるからしないのではなく、決められたことを守らない事がいけない事だ、展示品に触ると係員の方に迷惑がかかるのだよと伝えなければなりません。バレなければやってもいい、怒られなければいいというのは少し違うように感じます。その子は素直に出てきましたが、もし係員がいて注意されたらその母親は「ほら、怒られたでしょ」と声かけるでしょう。これも違うと思います。本来は見たくてたまらないという想いを、親が責任をもって止めなければなりません。第三者のせいにして、やめさせるのではなく、しっかり理由を伝えると子どもは分かってくれます。怒られるから・・・という裏側には「怒られなければいい」という言葉が隠れているように思えます。
しかしながら模型を見た後、エスカレーターを走って登る我が子に「走ると駅員さんに怒ら・・・」と言って、とまってしまった私です。「人の振り見てわが振り直せ」と思った矢先の出来事でした。日々反省です・・・。