ロンドンオリンピックは多くの感動をいただきました。選手の皆さんの今までの努力やサポートしてきた方のことを考えると、込み上げてくるものがありました。さて、私がオリンピックの中で気づいたことをお伝えします。柔道です。「礼に始まり、礼に終わる」ということを聞いたことはあります。これは「道」が付くものに多いとも聞きました。試合が終わるとお互いに礼をしますが、柔道はどんなに喜び悲しみ悔しさがあっても、審判は選手が柔道着をきちんと着るまで待って礼をしていました。身だしなみをきちんとしてから礼をするところは、やっぱり日本の競技だなと感じました。以前、講演会でロス五輪の金メダリスト山下泰裕さんのお話をお聞きしました。山下さんは「柔道を通して日常に活かす」とおっしゃっていました。私は納得しました。幼稚園ではシャツを中に入れることを指導しています。運動会でも入場門やかけっこ前にシャツをズボンの中に入れることを確認しています。職員もシャツはズボンの中に入れています。子ども達と一緒です。細かなことから気を付けて、社会に出た時にだらしない格好でも平気な大人にはなってほしくないです。「身だしなみ」と「おしゃれ」は違います。
山下さんの言葉を借りれば、「幼稚園生活を通して人生に活かす」です。大げさですが、人間の中身を育てて、将来、立派な大人になってほしいです。
ちなみに園長は柔道か相撲をやっていたのかとよく聞かれますが、体育の授業でしか経験ありません。体型だけ見ればそうなのですが・・・野球一筋です!