基本的生活習慣 平成24年4月

子どもの健全な育ちを願うのが親です。そのためには基本的な生活習慣がしっかりしなければなりません。まずは朝ごはんをしっかり食べること、皆さんもご存知だと思いますが、朝食抜きの子は元気がなく、脳が活性化しないそうです。また夜更かしも禁物です。9時には寝てください。人間は大人も子どもも10時から11時に脳から「メラトミン」が分泌されるそうです。その分泌物には子どもの成長を抑える役割があるそうです。現代は第二次成長期(思春期)の時期が早くなっているようですが、小さいころからの夜更かしが原因の一つと聞いたことがあります。「子どもが寝ないから」という理由で夜更かしをしてしまうこともあるようですが、後から今の「ツケ」が回ってきます。かわいい子どもの将来のためにも規則正しい生活が大切です。そして、よく間違えるのが寝た時間です。3時間+5時間で8時間とはなりません。連続して何時間寝たか大切です。子どもを寝かしつけるのは親の責任です。お昼寝をする子もいますので、幼稚園と連絡を取り合って時間の調整をしてでも、夜は9時に寝るようにお願いします。「早寝早起き朝ごはん」夏休みに園長が子ども達と約束をすることの一つです。

主語を子どもに

おもちつきがありました

指示待ち症候群

「指示待ち症候群」ってお聞きになられたことはあると思います。自分から動こうとしないというあまりいいイメージではありません。ただし、その人が本当に悪いのかというとそうではないようです。周りの人が指示を出しすぎて、その指示がないと動けない、自分で考えるということの経験がないことも原因の一つだそうです。私達大人は「あれしなさい、これしなさい」と指示を出しすぎていませんか?私は職員から「これはどうしたらいいですか?」と質問が来たら「先生自身はどう思うの?」聞き返しています。そうすると自分なりの結論をもって質問してくるように少しずつ変わっています。考え方や答えを伝えることは大切ですが、自分で考えるという時間も必要です。難しいことはヒントをあげたり、二択などの選択制にしてあげてもいいと思っています。うちの子は指示されるまで動かない、会社では部下の動きが悪いといったことは結構自分に原因があるかもしれません。「生きる力」を育むためには自分で考え、悩み、自分なりの結論を出す経験をしておくことも必要です。「失敗は成功のもと」自分で出した結論が間違ったり失敗したりしても「自分で結論を出した」ことは認めてあげてほしいです。