・一、年長者の言うことに背いてはなりませぬ

・二、年長者には御辞儀をしなければなりませぬ

・三、虚言をいふ事はなりませぬ

・四、卑怯な振舞をしてはなりませぬ

・五、弱い者をいぢめてはなりませぬ

・六、戸外で物を食べてはなりませぬ

・七、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ

ならぬことはならぬものです

会津藩の「什（じゅう）の掟」です。薩摩の郷中のように地域の子弟を教育するのが「什」で、その掟がこの「什（じゅう）の掟」です。現代には似つかわしくない表現も含まれていますが、最後の「ならぬことはならぬものです」という言葉は有名です。「だめなものはだめ」一度は聞いたことがあると思います。が、今ではほぼ死語ですね。

私事ですが、小学校３・４年生の時に「ファミコン」が大流行しました。周りの友達はみんな持っているので恐る恐る父に「ファミコンがほしい」と伝えましたが、父は「ダメ。外で遊びなさい」の一言。その時は父の後ろ姿しか覚えていません。父には理由を言ってもダダをこねてもダメでした。まさに「だめなものはだめ」。私はそれでも・・・とは言いませんでした。父は何を言ってもダメだというのが子どもながらに分かっていたのでしょう。そういう父でした。

以前、「なぜ人を殺してはいけないのか」という内容のテレビ番組を見ました。少し大げさな表現ですが、「人の命がなくなる」のになぜ？は必要でしょうか？ダメなものはダメでしょう！近所のカミナリおやじがいない、「説明してくれないと納得しない」といったわがまま、自分さえよければいいという風潮がそうさせているのでしょうか？理由や理屈、十分な説明がないとわからない、考えなくても、理由がなくても「だめなものはだめ」ということは結構たくさんあるものです。皆さんの家族の中に「だめなものはだめ」とお子さんに強く言える人はいますか？いらっしゃったら子どもは幸せだと私は思ってしまいます・・・たまにでもいいので「ぶれない」大人もかっこいいのでは？

幼稚園の園見学は１１月１２日（月）のみとなっております。

来年度４月幼稚園入園の願書は１１月１日に全て定員が満たされました。今後はキャンセル待ちとなります。毎年引っ越し等でキャンセルが出ることがあります。今後はキャンセル待ち先着順に受け付けてまいります。

保育園での入園はまだ決定ではありませんが、全員が保育の必要性を満たした場合、数名、入園できない数の願書が１１月１日時点で提出されています。お知らせいたします。

「自分言葉」ってご存知ですか？「さっき言ったがね！」「また同じことしちょるが！」誰でも遣ってしまいます。こういう時は「自分言葉」を遣ってみてはどうでしょうか？「お母さんはこうしてくれるとうれしいなぁ～」「こうしてくれると拍手がしたくなるなぁ～」「○○したら○○先生にもいいたくなるなぁ～」子どものやる気に火がつきます。子どもを指導しなきゃと思うと、子どもの悪い所に目がいってしまいます。私たちもそうです。そこで注意することも大事です。でも時々はダメダメではなくて「○○ちゃんがこうしてくれると私は嬉しい」ということを伝えると、大人でもやる気が出ます。毎回じゃなくても時々で十分です。これは私が初任者研修で学んだことの一つです。